フィルモグラフィ(2000〜2009年)  

1999年以前の作品については「フィルモグラフィ1」へ。
2010年以降の作品については「フィルモグラフィ3」へ。

日本語のタイトルがついているもの:日本でビデオリリースされた作品または公開された作品
VCD・DVDのデータの( )内:発売会社名
緑色のタイトル:テレビ番組
ニー・イェンは香港・台湾映画系の場合は甄子丹と表記しています。
武術指導・動作導演・動作設計・動作指導・アクション監督の違いは…わかりません。ソフトのパッケージの記述を丸写ししています。
買い物情報は、「映画を全部見る方法」「ソフト一覧」にあります。


■2000■
Highlander: Endgame/ハイランダー 最終戦士
監督:Douglas Aarniokoski 
出演:Adrian Paul, Christopher Lambert, Bluce Payne, Lisa Barbuscia, Donnie Yen

2001年2月、アメリカでDVDが出たのでさっそく購入。リージョン1。

どにーさん、ひとりでマッハしてます。エイドリアン・ポールの動きがぽてぽて見えるのは気のせいだろーか。そして、どにーさんはなぜブルース・ペインのしたっぱを演じているのだろーか。英語字幕を付けてみたのですが、そこはそれ外国語。なんかよーわからんうちに見終わってしまいました。

DVD2枚組で特典映像てんこもり。1枚目には通常の編集、2枚目には別編集が納められており、両方見ると楽しい(ストーリーが多少わかる)です。本編ではカットされたシーン集やビジュアルエフェクト、インタビュー集なども楽しいです。
……ここまでファンサービスをして一つの作品として成り立っているのかなー。映画単独ではハイランダーファンの皆様を納得させることができなかったのか…?

ドニーの役名はJin Ke。荊軻のことでしょうか。
公式サイト:http://www.highlanderendgame.com/



Codename: Puma(2000)(Der Puma - Kampfer mit Herz)
出演:Mickey Hardt
"Traumtanzer"(11月2日)、 "Bruderliebe" (11月9日)、 "Das Findelkind"(11月16日)、 "Nana"(11月23日)、 "Trucker" (12月7日)、 "Der Aussenseiter"(12月14日)、 "Kickbox-Inferno" (12月21日)、 "Tag der Abrechnung" (12月28日)

公式サイト http://www.rtl.de/derpuma.html 

スタントマン&ワイフ
監督:甄子丹
出演:谷垣健治、下村勇二
ドイツ滞在中にドニーたちが制作した自主制作映画。爆笑短編。

■2001■

Iron Monkey
監督:袁和平(ユエン・ウーピン) 動作指導:袁祥仁、袁信義 古軒昭
出演:甄子丹、于榮光(ユー・ロングァン)、王靜瑩(ジーン・ウォン)、曾思敏(チャン・シーマン)
2001年10月12日全米で公開。1993年の「アイアン・モンキー」の音楽、効果音、編集を少し変えているそうです。公開初日は第5位。映画評も圧倒的に好意的。
  • 興行成績:showbizdata.comによると第1週=6位。第2週=9位。第3週=13位。第4週=22位。第5週=29位。
  • レビュー:yahoo・rottentomatoes
  • プレミアの写真:http://www.wireimage.com/で検索窓にDonnie Yenと入力すれば10月10日のプレミアの写真を見ることができる。
  • 公式サイト:http://www.iron-monkey.com/
DVD(米国盤)の発売日は2002年3月26日。
Iron Monkeyは旧作の香港映画でありながら2002年のWorld Stunt Awardsのベストファイト部門にノミネートされました。いつかドニーのハリウッド系映画がワールドスタントアウォーズを受賞すると嬉しいのですが。


The Princess Blade/修羅雪姫
監督:佐藤信介 特技監督:樋口真嗣 アクション監督:甄子丹
出演:釈由美子、伊藤英明、佐野史郎、嶋田久作、沼田曜一、六平直政
2001年12月15日からテアトル新宿で公開。

公式サイト:http://www.shurayuki.com/ http://www.theprincessblade.com/

2001年12月7日、「釈由美子 in 修羅雪姫」(メイキングDVD 品番:PIBD-1136)を購入。アクションがウリの映画なのでさすがに谷垣さんとドニーの出番が多い(注:映画本編には出てきません)。
クランクアップのときのドニーの釈さんへのキスは「ガイジン特権」なのだそうです。うーん、出ましたドニーキッス。

2002年1月19日、大阪まで見に行きました。
冒頭、「アクション監督 ドニー・イェン」というクレジットを見たときには頬がゆるむのをおさえきれませんでした。

中盤の刀を抜くシーンの表情はドニーが求めていた表情なのだなと感慨深いものがありました。(映画の見方としては間違っている…。映画を見る前に各種資料・雑誌を読んでいたので、先入知識がありすぎました。)

最後の闘いは、まさにドニー・イェン印。色もブルーがかっているし、速すぎて何やってるのかときどきわからないけどとにかく凄い。釈嬢の表情も凄みがあった。

2002年6月21日、「修羅雪姫」(特別プレミアム版 初回限定2枚組)のDVDを購入。本編の佐藤監督、樋口特技監督、一瀬プロデューサーの音声解説も楽しい。

■2002■
Blade 2
監督:Guillermo Del Toro
脚本:David S Goyer
出演:Wesley Snipes, Kris Kristofferson, Ron Perlman, Luke Goss, Leonor Varela, Norman Reedus, Donnie Yen

ウェズリー・スナイプス主演映画「ブレイド」の続編。2002年3月22日全米公開。
ドニーの役名はSnowman。
公式サイト:http://www.blade2.com/
日本公式サイト:http://www.blade2.jp/
情報:Yahoo!
批評:rottentomatoes
興行成績:第1週=第1位、第2週=第4位、第3週=第5位
3月21日プレミア:"Blade II" Premiere Hollywood, California USA  3/21/2002

日本では年2002年6月14日公開。なぜかパンフレットは発売されず。そのかわりチラシは豪華でした。




Hero英雄HERO 
監督:張藝謀(チャン・イーモウ)
アクション監督:程小東(トニー・チン)
撮影:クリストファー・ドイル
衣装デザイン:ワダエミ
出演:李連杰、張曼玉、梁朝偉、章子怡、甄子丹
、陳道明
公式サイト(中文、英語)
公式サイト(日本語)(2003年8月公開)

2002年1月末撮影終了。
ドニーの衣装は大地のイメージ、ゴールデン・アース・トーン。
中国では2002年12月公開。

2003年3月1日記
日本公開が待ちきれずVCDを見てしまいました。
秦王を演じている陳道明に惚れました。

ここ数年、暗い画面でしかも高速すぎて何をやっているのかよくわからないアクションが多かったドニーさんですが、この映画では、明るい画面で全体像がわかるアクションを見せてくれました。「直撃証人」や「タイガーコネクション」みたいなアクションも。現代的すぎて「むぅ…ええんかなー。紀元前なのに」と思ったりもしましたが。

長空(ドニー)と無名(リンチェイ)の戦いは誰も入り込めない二人だけの世界。特にモノクロのシーンは。この人たちは本当に達人なんだと思いました。ドニーにしてもリンチェイにしても、ここまで凄みのあるアクションを披露した映画はないんじゃないかと思います。

長空の物腰は常に上品で、表情の移ろいも微妙です。槍から覆いをはずして投げるシーンの手の動きが美しい。

来日の際に、撮影中の瞼の怪我について聞くと、「縫ったのは6針で60針も縫ってないよ。60針も縫うような怪我だったら、僕、もう死んでるよ」と、どにーさんは満面の笑みで答えてくれました。(どうやら、一時は「60針も縫う怪我を負った」というデマが飛んでいたらしい。)

2003年3月23日
これは「英雄」がアカデミー賞外国語映画賞を逃した日であり、かつ、会場(コダック・シアター)にドニーのハイフライングスプリットダブルキックの映像が流れた、ドニーファンにとっては記念すべき日でもある。

2004年8月27日
ミラマックスによりタランティーノプレゼンツとして、全米で2000館以上で公開。初登場第一位。
おめでとう!ドニーさん。



■2003■

Shanghai Knights/シャンハイナイト
監督:David Dobkin
出演:ジャッキー・チェン、オーウェン・ウィルソン、ドニー・イェン
公式サイト:アメリカ公式サイト

批評:http://www.rottentomatoes.com/m/ShanghaiKnights-1120269/reviews.php
「シャンハイヌーン」の続編。

アメリカでは2003年2月7日公開。
第1週は興行収入全米第2位(第1位はHOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS)とはいえ、「All-time Top 10 February Openers 」においては7位でした。なかなかよい滑り出しでは?
タイトル 公開日 
月/日/年
劇場数 興行収入(単位100万ドル)
HANNIBAL   2/9/1 3230 58.00
SCREAM 3 2/4/0 3467 34.71
HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS 2/7/3 2923 23.77
WEDDING SINGER, THE 2/13/98 2821 21.92
PAYBACK  2/5/99 2720 21.22
JOHN Q  2/15/2 2466 20.28
SHANGHAI KNIGHTS 2/7/3 2753 19.60
                    (資料出所  http://www.showbizdata.com/)

公開第2週は第5位。第3週は第7位。第4週は第7位。第5週は第9位。

ドニーの出番は実はあまり多くないけど、これ以上アクションを披露したら映画全体のバランスが崩れてしまうので、物足りないくらいがちょうどいいと思いました。

日本公開:2003年11月

Twins Effect/千機變
監督:ダンテ・ラム   アクション監督:甄子丹
出演:Twins、鄭伊健(イーキン・チェン)、何超儀、陳冠希、成龍(ジャッキー・チェン)、黄秋生(アンソニー・ウォン)
公式サイト:http://twinseffect.emg.com.hk/

たいへん豪華なメンバーの映画。面白かったです。悪役のミッキー・ハートもノリノリでした。陳冠希王子様も大変可憐でございました。

2003年12月、ドニーは「第40回台湾金馬奨 最佳動作設計」を受賞。
日本公開:2004年2月


■2004■
見習黒[王攵]瑰・ツインローズ
監督:甄子丹、黄眞眞
出演:Twins、鄭伊健(イーキン・チェン)、毛舜[竹/均]、クリス・イェン

ドニーの監督第3作。香港では2月に公開。

めちゃくちゃ笑えます。これをドニーが撮ったのかと思うと更に可笑しさ倍増。

ドニーの妹クリスさんが女子高生姿でアクションを披露します。すごく可愛いのだ。

2005年12月23日 日本でもDVD発売予定。


恋情告急
監督:林超賢
出演:古天楽、梁詠h(ジジ・リョン)、Twins、甄子丹

ちょっと、叫んでいいでしょうか?

ドニー、すごく可愛いぞー!

ドニーが出てくるまで、本当に待ちかねたんですけど、ドニーの肩(最初は顔は出ない)が出てきたとたん、心臓の鼓動が跳ね上がりました。

ああ、やっぱりステキです〜。ドニー。
いままでの彼とは全然違う面を見せてくれます。
渋いんだけど可愛いの。
年相応の落ち着きもあって…。

こんなステキな人にピアノを弾かれた日にゃ即日で結婚しちゃいますがね…。

大富豪役でピアノも弾いて、アクションもちょこっと披露するのですが、いつものような力みが全くなくて、余裕で演じてます。恋愛映画だからかな。


Twins Effect2/千機變2 花都大戦/花都大戦 ツインズ・エフェクト 2
監督:梁栢堅  アクション監督:元奎
出演:Twins、甄子丹、房祖名、陳栢霖、陳冠希、梁家輝、呉彦祖、成龍
2004年8月、香港公開。当時は毎日のようにスカパー!の中華芸能ニュースでとりあげられていした。でも若手中心だったな。
ドニーの役名は臥虎蔵龍。

2004年10月末
 香港版DVDを見ました。ドニーの役柄はかっこいいけど、映画全体を通じて大活躍というわけでもなく、アイドルたちの様子をを楽しむ映画かなあ。陳栢霖が普通の若者っぽくてよかった。肩の力を抜いてみるとよい映画かも。

<その他の感想>
  1. 色が綺麗(あとで補正したような人工的な美しさ)。
  2. 若手俳優たちのお肌がつるつる(とくに房祖名)。
  3. これまで呉彦祖のよさがよくわからなかったのですが、この作品の呉彦祖は綺麗でした。
  4. ドニーがかっこいい。ドニーとジャッキーは若手とは違う世界を作っとりました。
  5. CGと実写の合成がチープ。効果を狙ったものなんでしょうか?

2005年8月17日記  8月27日より日本全国順次ロードショー。


■2005■

七剣/セブンソード
監督:徐克(ツイ・ハーク)
出演:甄子丹、劉家良(ラウ・カーリョン)、黎明(レオン・ライ)、楊采[女尼](チャーリー・ヤン)、陸毅、孫紅雷、キム・ソヨン、周群達(Duncan)、張静初、戴立吾
公式サイト:http://www.sevenswordsthefilm.com/
日本公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/sevenswords/index2.html
原作:梁羽生の小説「七剣下天山」
ドニーの役名:楚昭南

ドニーとラウ・カーリョンが同じ画面にいる!というだけでワクワクします。それにツイ・ハークだし、どんな世界を作ってくれるのかしら(はずれる可能性もあるけど)。
それから、周群達も、いつも振られてばっかりのDuncanらしい役(「十七歳的天空」「香草恋人館」により、その路線は一旦終了したかのように見えたのもつかのま、張宇のMV「男人的好」では1曲のうちに2人に振られていた)ではないでしょうから楽しみです。

映画を見るまでになんとか原作を読んでいたほうが良いのか、それとも先入観なしに見たほうがいいのでしょうか。そもそも原作が日本で発行されているのでしょうか。

2005年8月1日記
香港の公開初日と2日目にかけて3回見ました。
1回目の感想はここ→http://blog.goo.ne.jp/c-yip/e/a0454c40a870d3c089d4b3c8cde66a71
2回目の感想はここ→http://blog.goo.ne.jp/c-yip/e/2da64b66941028bdf7d825619810adaa
3回目の感想ははここ→http://blog.goo.ne.jp/c-yip/e/049fecd7be20651ca54da30119e60ff2
ドニーの代表作の一つになりそう。

2005年8月17日記
9月下旬に緊急日本公開されることになりました。劇場を押さえるのとか、広報とか間に合うのか〜〜〜!!!
2005年8月23日記
と思っていたところ、10月1日公開予定となったようです。
2005年9月17日記
9月28日夜にジャパンプレミアが開催されることとなった。ドニーの挨拶付きである。あれま〜と思っていたら、ワーナーさんがドニーファン50組100名招待してくれるとのこと。さっそく応募してしまった。当たるといいな。

SPL 殺破狼/SPL 狼よ静かに死ね
監督:葉偉信
出演:甄子丹、洪金寶(サモ・ハン)、任達華(サイモン・ヤム)、呉京
公式サイト:http://www.sharpa-image.com.hk/spl/
日本公式サイト:http://www.spl-movie.com/
2005年11月18日 香港で公開。同年11月20日東京FILMEXにて上映され、「アニエスベー 観客賞」受賞。
2006年3月日本公開。


■2006■

Stormbreaker /アレックス・ライダー

監督 : Geoffrey Sax
アクション監督 : Donnie Yen
小説: Anthony Horowitz
脚本: Anthony Horowitz
出演 : Alex Pettyfer, Ewan McGregor, Mickey Rourke, Sophie Okonedo, Bill Nighy, Damian Lewis, Stephen Fry, Sarah Bolger, Andy Serkis, Missi Pyle, Ashley Walters, Samuel Rees, Robbie Coltrane

公式サイト:http://stormbreaker.com/
うっかりしている間にDVDにもなってた〜〜〜。うっかりしすぎだ。ここ数年。
ドニーのアクション振り付けを見たいので、久々にインターネット通販せねばなるまい。しかし、米国盤と英国盤どっちを買うべきかのぅ。

2007年6月3日追記
英国版DVDで鑑賞。
冒頭の数分間で、映画館で見るべき作品であることに気づく。
音もいいし、映像もいい。
なんたってアクションがいい。
さすがにドニーが振付けただけあった、そこだけ異様にクンフーバトル。
英国の中学生だろう???
と思うが、アレックス・ライダー(主人公)は空手の黒帯という設定だからいいんだろーか(空手とクンフーは違うよなあ??)
最初から最後まで面白いし、
悪役のヤッセン・グレゴロヴィッチが卑怯なまでにかっこよかった。
主人公にまともなアドバイスをするのが敵だけだなんて。

映画の公式サイト:http://www.stormbreaker.com/

見終わった直後、図書館で原作を借りた。
「女王陛下の少年スパイ!アレックス  ストームブレイカー」
「女王陛下の少年スパイ!アレックス  ポイントブランク」
「女王陛下の少年スパイ!アレックス  スケルトンキー」
「女王陛下の少年スパイ!アレックス  イーグルストライク」
いずれも荒木飛呂彦の表紙である。
むちゃくちゃ目立つが小説の中身とはズレがある。

原作を読んでみて、Alex Pettyferくんは主人公アレックス・ライダーにぴったりな男の子だと思った。
http://www.imdb.com/name/nm1641117/

日本でも公開予定があるようだ。

2007年10月19日追記 日本の公式サイト:http://www.alexrider.jp/index0.htm
インデックスページでほんの少しだけドニー振り付けアクションを見ることができる。日本公開は2007年10月27日


龍虎門/かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート
監督:葉偉信
執行監製/動作導演:甄子丹
出演:甄子丹、謝霆鋒、余文樂、童潔、李小冉、元華、陳観泰、行宇、黄玉郎
この映画、じ…じつはあまり見たくなかったのです。

だって、芸能ニュースで垣間見る、劇中のドニーの髪型があまりにアレなんで。。。でも、映画を見て、わかりました。本当にアレなのは、ショーンの髪型だってことがね!(いや、でもあれですよ。どんな髪型でもショーン・ユーはかっこいいです。はい) ドニー扮する王小龍は意外といけてるし、王小虎(ニコラス・ツェー)と兄弟といっても違和感なかったです。40をとっくに超えてるお兄さんにはとても見えません。若さの秘訣を教えていただきたいものです。

ま、そんなことはどうでもよくて、映画の中身です!原作が漫画のせいか、ありえねー美しい映像と現実にはありえねー美しいアクションからできています。ワイヤーの技術も進んだのかなあ、変な反動もいっさい見えず、見ていて気持ちよかったです。特にニコラスの蹴りが美しく見えました。

ドニーが、こういう分野の映画で主役をはれるようになったのはすごいことだと思います。たまにはこういうゲームの映像みたいな映画もいいなあと。1990年代のドニーからは考えられない展開じゃないでしょうか。

日本でも公開されることを祈っています。

追記:2007年4月に全国ロードショー。地元でも日本語吹き替えのみで上映していたのに、うかつにも見逃してしまった。

あ、キャストを打ち込んでいて、「陳観泰」という文字に気づきました。出てるの気づきませんでした。香港映画を見ること自体久々なのに加え、中文・英語字幕を見るのに精一杯で映像を十分楽しむことができてなかったみたいです。


■2007■

導火線
監督:葉偉信
出演:甄子丹、古天樂(ルイス・クー)、鄒兆龍(コリン・チョウ)、呂良偉、范冰冰、行宇、鄭則士、許晴、林國斌(ベン・ラム)、洪天明(ティミー・ハン)、何華超
ドニー公式サイトのトレーラーを見るかぎり、いつもに増して痛そうなアクション炸裂っぽいです。
「導火線」公式サイト:http://www.flashpointthemovie.com/


2007年10月13日 DVDで鑑賞。
すごいアクションてんこもりでした。
コリンのアクションもすごかったなあ。彼の上腕には見とれてしまいました。

DVDをテレビで見たせいか、全体的に明度が高く、暗いはずのシーンでも隅々まで見えました。アクションも、細かく割っていないことと、少し引き気味のカメラワークだったので、全体像がはっきりわかってとてもよかったです。

十分な費用をかけて撮った、余裕のある、美しい映画だと思いました(多分、ドニーが納得できるまで撮り直したのでしょう)。ドニーが撮りたい映画ってこういうものだったのね。



■2008■

江山美人/AN EMPRESS AND THE WARRIORS/エンプレス 運命の戦い
監督:程小東
出演:甄子丹、陳慧琳、黎明
2008年11月8日 DVDをプロジェクターにより鑑賞。
ドニーはどんな役を演じてもどこかにドニー・イェンの部分を残していたけれど、「江山美人」は違う。常に自制心のある雪虎将軍だ。

燕国の飛児公主(陳慧琳)を厳しく鍛える将軍は公主を愛していても表には出さないし、段蘭泉(黎明)のもとへ去りゆく公主を見つめる瞳はどこまでも澄んでいる。
燕国に脅威が迫ったとき、将軍は段に戦いを挑む。段が好敵手であることを認めた将軍は、段に公主を連れて逃げるよう教示する。段が自分に敗れるような弱い者なら、段を殺し、将軍自らが公主を連れ去るつもりだったのだろう。

アクションは、さすがにチン・シウトン。戦争シーンでは死者が出そうな勢い。

ところが、ドニーのアクションはすばらしく美しいものの、野蛮さがひとかけらもない。
大人で冷徹でひそかに優しい男で終わるつもりなのか、将軍よ〜。と思いきや、ラスト12分でまってましたの怒涛の展開。すごいカタルシス。しかし、いつもの肩に力入っているドニーさんじゃありません。やっぱり雪虎なんです。きっと、本来、雪虎はこういう熱い漢なのだ。

ドニーの映画で涙が出たのは初めて。
ケリー・チャンとレオン・ライの歌もすばらしかった。

2009年5月14日追記  日本では4/4(土)より公開開始。
公式サイト http://www.anempress.jp/

畫皮(画皮)Painted Skin/画皮 あやかしの恋
監督:陳嘉上
出演:甄子丹、周迅、趙薇、陳坤、孫儷、戚玉武
「聊斎志異」の話をベースにした映画なのだそう。ディクレターズカット版(香港)を買ったはいいが、プラスティックのボックスは2重(というか1.5重)の紙箱に包まれていて、出すのに一苦労。周迅、趙薇、陳坤と主要な人物がすべてすんごい美形ってのはどうなんだろう。

ドニーは珍しくおっちゃんぽい魅力を放出。どこかくたびれた大人の男の魅力っていうかねー。面白いです!

NEW!2012年4月21日追記
日本では、2012年8月に公開予定。

葉問/IP MAN/イップ・マン
監督:葉偉信
動作導演:洪金寶(サモ・ハン)
出演:甄子丹、任達華(サイモン・ヤム)、熊黛林、林家棟、池内博之
DVDで鑑賞。映像が美しいだけにDVDだと表現力に無理があってストレスが溜まる。
ドニーの動きも造形も美しい。

話はわかる…んだけど、日本人としては微妙な気分でありました。

追記
2011年1月22日より全国ロードショー。うちの県に来る予定なし。がーん。

家有[喜喜]事2009All's Well End's Well
監督:谷徳昭
出演:古天樂(ルイス・クー)、呉君如(サンドラ・ン)、セリーナ・ジェイド、鄭中基(ロナルド・チェン)
ドニーはゲスト出演だそう。(未見)


■2009■

建國大業/The Founding of A Republic
監督:黄建新
出演:唐國強、張國立、許晴、黄薇、姜文、胡軍
キャストはすごく豪華です。さて、いつ見ることができるかなあ。
追記 ドニーの出番はこれだけかあ。

十月圍城/Bodyguards and Assassins/孫文の義士団
監督:陳コ森
出演:甄子丹、謝霆鋒、梁家輝、黎明、胡軍、范冰冰
中文字幕で見たのみ。
日本では、2011年4月16日公開。
日本の公式サイト:http://sonbun.gaga.ne.jp/

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