ファンメール  


ドニー・イェンの公式サイトができて一番嬉しかったことはメールアドレスが公表されたこと。

だって甄子丹先生にファンメールを送ることができるじゃないですか!

どんなにファンレターを送りたくても送り先がわからなくて、いままでもどかしい思いをしてたファンはたくさんいるはず(え?わたしだけ?)。

幸いドニーはアメリカ育ち、ファンメールは広東語でなくてもいいのだ。さっそく、紙と鉛筆と辞書を片手に英作文にとりかかってみました。

しかし、2時間かけても何も書けなかったのであった。

中学・高校時代の英語の成績をすっかり忘れておりましたよ。
映画の感想を書くことは日本語ですら難しいのというのに、まして英語では…。

はじめは「映画監督としてのあなただけではなく俳優としてのあなたが好きです。だから俳優業にはもう興味がないなんて言わないで、どんどん映画に出てほしいのです。例えば……」と書こうと思ったのですが、主語は何で、動詞は何で、時制は何で、冠詞は何で、前置詞は何で……と考えているうちにワケがわからなくなってきました。

少し冷静になって…

出だしは「Dear Donnie,」、その次は自己紹介。「日本在住のファンです」とはどう書くのだろう。その次は見た映画の感想を書かねばならないな。締めは「Yours sincerely,」で、自分の名前でいいのかな。知らない人にDearとか書いちゃっていいんだろうか?Donnieなんて呼び捨てにしてもいいのだろうか。「your fan」でいいのかな?それとも「a fan of yous」なのだろうか。
I(わたしは)って書くのもやだな。自分のことばっかり書いているみたいで…。

…低レベルな悩みはつきないのでした。

結局、書きたいことは「わたしはあなたのファンです」ということだけ。Donnie Yenさんに「わたし」の存在を知ってもらいたい」ということだったのです。

これでは一行で終わってしまう。

どう考えても、それ以上書きようもないので、数行のファンメールを送信してしまいました。

もう少しまともなものを書こうと図書館で英文レターの本を何冊か借りてきました。ファンレターの例文の中には使える文章もあるけど、何か求めているものと違います。文章の丁寧度がよくわからないので切り張りしようがないのです。妙におしゃれな文体もかえってかっこ悪いと思うし。

香港からハリウッドに進出中の映画人へのファンメールの書き方本が出版されたら一番に買うね、わたしゃ。

ちなみに2000年の誕生日におめでとうメールを送った人にはもれなく返事が来たようです。
2001年は返事が来た人もあれば来なかった人も。

ファンメールのあて先:donnie_yen@hotmail.com

追記 翻訳サイト http://www.excite.co.jp/world/

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